手砥ぎなプラネットタップ

台形ネジでピッチ4.08㎜。
ネジの切上がりを1/4周(90度)かけてなめらかに切りあげたい形状のため、ただのNC旋盤ではチャック角度(C軸?)とX軸が同期していないので加工できないと判断されたネジ。
近所のインテ使いさんにやれる?と相談してみたところ、「インテはバリバリだからできる。でも今は忙しいからやれない」と言われました。
いつもインテバリバリ伝説を語ってくれる人なのですが、仕事はNC旋盤仕事しか受けてくれたことがなくて、ほんとにバリバリなのかどうなのか、良く分かりません。
いろんな人に聞いてみましたがみんな出来ないっていうので、う~ん。。。と考えた挙句、以下の写真のような工具を作りました。
P1040833.JPG
ハイスのラフィングエンドミルを手砥ぎしたネジ切りバイト!
昔、先代社長が砲金のネジブッシュの台形ねじ切り仕事(昔の機械はボールねじではなく、台形ねじと砲金のブッシュでテーブルを駆動させていたのです)を旋盤でうけていた時に作ったやつをちょっとだけ整形しました。
これをミリングチャックに取付け、プラネットタップの外径ねじモードでパスを作ってNCプログラムを出力します。
ふつうのCAMのパスだとプラネットタップは切上がりが ビシッ って切りあがってしまうので1/4周でなめらかに切り上げるために、切上がり部分だけを手打ちで入力。
N0001
N0002( ——- TOOLIST ——- )
N0003( T09 – RADIUS_END_MILL – D16.44R0.2 TIP )
N0004
N0005 (OPERATION 1)
N0006 (RADIUS_END_MILL)
N0007M08
N0008G54
N0009G90
N0010 G49
N0011T09 M06
N0012G91 G0 G28 Z0.
N0013G90
N0014M01
N0015S1500 M3
N0016G05.1 Q1
N0017X20.56Y0.
N0018G00G43Z5.H09
N0019Z2.04
N0020M8
N0021G01X20.56F30
N0022G02X-20.56Z0.I-20.56
N0023X20.56Z-2.04I20.56
N0024X-20.56Z-4.08I-20.56
N0025X20.56Z-6.12I20.56
N0026X-20.56Z-8.16I-20.56
N0027X20.56Z-10.2I20.56
N0028X-20.56Z-12.24I-20.56
G02X-0.272Y20.558Z-13.26I20.56F30  <=ここんところ X22.282Y0.54I1.142Z-14.28J-21.428  <=ここんところ N0030G00X24.64 N0031Z5. N0033Z21. N0034G91G28Z0. N0052G05.1 Q0 N0053G90G53Z0. N0054M05 N0055M30 で、できたのがバイトの向こう側にある部品。 ねじ切るだけで大騒動でした。 でもお客さまが喜んでくれてよかった。

関連記事